せどらーのための税務サポート窓口

せどらーの税務とは?

  • HOME »
  • せどらーの税務とは?

1.そもそも税務って何?

税務とは、簡単に言うと、適切な納税を行うために実施する活動全般です。
日々の売上や仕入れといった取引を記録し、証拠を保管し、データを集計することによって、適切な納税額を計算できるようにする活動のことです。

 

2.せどらーの税務とは?

せどらーの場合、主に2種類の税務が関係してきます。
1つ目が所得税。そして2つ目が消費税です。
ただし消費税は、原則として2年前の課税売上高が1000万円を超える方のみが対象となるため、納税義務のあるせどらーは少数でしょう。

一方、所得税は原則としてすべてのせどらーが対象となります。
(ただし、基礎控除という制度があることから、年間の所得(もうけ)が38万円を下回った場合は、納税の義務はありません。)

この所得税の計算においては、以下の2つの点が、非常に重要になります。

①取引の記録

「いつ、どの店で、何の商品を、どういった支払方法で仕入れたのか」
「何月何日の売上はいくらで、それに対応するAmazon手数料はいくらか」

といった、せどり業務に関する取引を記録しておくことが必要となります。

②証拠の保管

取引を記録しておくだけでは、その取引が本物かどうか証明ができません。
したがって、仕入れ時にもらったレシートなどの取引証拠は、必ず保管しておきましょう。

 

 

3.白色申告と青色申告の違い

白色申告と青色申告の違いは、感覚的に言うと、白色申告が初級者向け、青色申告が上級者向けの申告方法といったところです。

①白色申告とは

青色申告に比べて簡便な処理が許される代わりに、節税面での優遇のない申告形式です。
申告書に加えて、収支内訳書の提出が求められます。

②青色申告とは

白色申告に比べて、節税面で優遇のある申告方式です。(支払う税金が、白色申告で行った時よりも安くなります。)
ただし、申告書に加えて、損益計算書と貸借対照表の提出が求められるなど、白色申告に比べて厳しめの処理が要求されます。

③どっちを選ぶべき?

青色申告がおすすめです。
従来は、白色申告では帳簿付け(日々の取引を、会計ルールに従って記録する作業)が義務付けられていなかったため、白色申告を選ぶメリットはありました。
しかし、平成26年からすべての白色申告者に帳簿付けが義務付けられたため、白色申告と青色申告にかかる労力の差が小さくなりました。
これにより、白色申告を選んでも、青色申告を選んでも、労力的には大差がなくなったことから、相対的に青色申告を選ぶ価値が高まりました。
したがって、節税面での優遇のある青色申告を選ぶのがよろしいでしょう。
(青色申告を選ぶ場合、青色申告書による申告をしようとする年の3月15日までに青色申告承認申請書を税務署に提出する必要があります。)

 

4.申告書の作成ケース(白色申告)

(Aさんのケース)
Aさんは、平成27年1月1日に、会社を辞めて専業せどらーとなりました。
せどり塾に入塾し、主に家電量販店などで仕入れをする家電せどらーとなりました。
セミナーや勉強会にも熱心に参加し、せどらーとしてメキメキと力を付けていきました。
そんなAさんの、平成27年の1年間で上げた売上、および掛かった経費等は以下の通りです。
(すべて税込価額です。)

 

売上 1,500万円(すべてAmazon.co.jpでの売上)
Amazon手数料 350万円
仕入金額 1,000万円(12月31日経過時点で、150万円分の商品が売れ残り)
せどり塾の費用 20万円
有料教材購入費 2万円
有料ツール購入費 3万円
FBA倉庫への送料 15万円
荷造用のガムテープや段ボールなどの購入費 1万円
仕入れに使ったスマホ代 12万円(半分は私用)
仕事用のパソコン購入費 8万円
クレジットカード会社への利息支払額 10万円
仕入れやセミナー参加に要した電車代 2.5万円

 

Aさんの場合、白色申告で使う収支内訳書は、以下のようになります。
(クリックで大きくなります。)

収支内訳書

 

上記の経費等との対応関係は、以下の通りです。

売上 1,500万円 → 「売上(収入)金額」に計上
Amazon手数料 350万円 → 「支払手数料」に計上
仕入金額 1,000万円 → 「仕入金額」に計上
12月31日経過時点での売れ残り商品150万円分 → 「期末商品(製品)棚卸高」に計上

※仕入金額1,000万円から、12月31日経過時点で売れ残った商品150万円を引いた金額850万円が、実際に売れた商品の仕入金額となります。

この、実際に売れた商品の仕入金額850万円が、売上原価として、経費算入できます。
仕入金額1,000万円を全て経費算入できるわけではない点に注意が必要です。

せどり塾の費用 20万円 → 「教育研修費」に計上
有料教材購入費 2万円 → 「教育研修費」に計上
有料ツール購入費 3万円 → 「ソフトウェア購入費」に計上
FBA倉庫への送料 15万円 → 「荷造運賃」に計上
荷造用のガムテープや段ボールなどの購入費 1万円 → 「荷造運賃」に計上
仕入れに使ったスマホ代 12万円(半分は私用) → 半分の6万円を「通信費」に計上
仕事用のパソコン購入費 8万円 → 「備品購入費」に計上
※白色申告者の場合、購入した固定資産(パソコン、椅子、テーブルなど)が1個当たり10万円未満の場合に限り、即時全額経費算入できます。
クレジットカード会社への利息支払額 10万円 → 「利子割引料」に計上
仕入れやセミナー参加に要した電車代 2.5万円 → 「旅費交通費」に計上

 

以上の計算を行った結果、Aさんの平成27年の所得(もうけ)は、232万5千円と計算されました。
これに、基礎控除や社会保険料控除などの控除(税金が安くなる制度)を適用し、「課税される所得金額」を算出します。

その「課税される所得金額」に、超過累進税率という、段階的な税率を掛けることによって、納税する所得税の金額が計算されます。

 

 

 

※免責事項
こちらのページでは、せどりの税務に有益な情報を提供しておりますが、これにより生じた損害等について、当サイトでは一切の責任を負いません。

  • Facebook
  • Hatena
  • twitter
  • Google+
PAGETOP
Copyright © せどTax All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.